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深緑が光らない!

仕事で印刷の立ち会いに行ってまいりました。

*デザイン関係のお仕事をしている人にはちょっと参考になるかもです。

 

ちなみに冷凍食品のパッケージです。

今回のデザインは、ベースカラーに特色を使えず「CMYK4色の掛け合わせ」にて思うような色が出ない可能性がある為見てきました。

 

うちの会社の場合、NBだとメインカラーはパントーン等の「特色」といった調色されたインキを使うので、色見本通りの色に仕上がるのですが、

CMYKの掛け合わせだと、色がくすんでいたり、シズル(料理写真)の調整に寄って掛け合わせの色も変わってしまうんですね。

コストかけれる場合のみ特色を使うのですが、PB案件は余りコストをかけれないので、CMYKの掛け合わせで色を出す事が多いんです・・・。

 

で、今回はPB案件。

先方より『デザインを光らせて目立たせたい』との要望がありました。

パッケージの素材はアルミ地なので、銀を活かし光らせるということです。

 

基本、アルミ地の上にカラーを印刷したら光るんですね。メタリックカラーになるんです。

 

また、アルミの上に白を50%入れたとしてもギリギリ光ると言われており、その上にカラーをのせても大体光るんです。

 

ですが、今回深緑に関しては・・・光りませんでした。

 

原因として、

1:スミを70%使用。

2:黄色は100%。これは写真に目一杯使用している色なので、薄めることができない。そして隠蔽性があるとのこと。

3:緑を表現するのに、C・M・Y・K・白の5版使用・・・白以外数値も高め。

 

1においては、色校時に「印刷会社曰く50%までなら光る」とのことでしたが、実際には70%まで使用してしまっていた。

これはおかしいと思わざるおえないのですが、深緑を出すにはそれくらい暗めにしないと出ないので、色を優先したのだと感じました。

 

あと、深緑を表現するのに最初の色校では「シアン・イエロー・マゼンタの配合」でした。

 

それがですね、色的には青緑みたいな色になってしまっていたので、

こちらが「マゼンタを引いて、代わりにスミをプラス」とお願いをしたのです。

まあ、その結果大胆にスミを上げたこともあり(元々の30%から70%)

結果、光らなかったということです。。。

 

「ガーーーン・・・・・」でした。

 

急遽、スミ版を70%から50%にしたものでお願いをし

実際に刷った所、微かに光を感じましたので・・・良かったです。

 

スミを下げたことにより明るい緑になるので、その色が事前に確認できないまま

本番ぶっつけで不安でしたが・・・

「暗い緑より多少明るくても良い、光らせることが優先」でしたので結果良かったです。

想像通り少し明るくはなりましたが、全体的に見本の色と近かったので◎

 

 

おまとめ。

掛け合わせで色を光らせたい場合。

・スミを使用し暗めの色で光らせるなら50%くらいまで。

・できるだけスミの割合を減らし、CMYで近い色を出す。

 

でも、できるなら「特色」を使いたいですよね。

特色なら、インキに透明インクを混ぜて光らせることができるんですもの。

掛け合わせでももちろん透過性のある色にできますが、

その分、料理写真にも影響してきちゃうんですよね。

美味しそうな料理の色が薄くなってしまうってことです。

そう、これが出来ないために、透明インクを混ぜれなかったのです。

よって光らない。そうよ〜 納得だわさ。

 

今回は納期もなくコストもかけれない案件でしたので...

こんな羽目になってしまいましたが、良い勉強になったため記事にまとめました。

 

参考になりますと幸甚です☆

 

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